シミュレーションで見えてきた、看護必要度Ⅱの地域格差

―急性期一般入院料における「重症度、医療・看護必要度」改定内容解説 その2―

(本記事は、2020年6月に当社コーポレートサイトに掲載した記事を一部編集したものです)

緊急事態宣言が全国で解除となりましたが、医療機関の皆様におかれましてはまだまだ気の抜けない状況が続いていらっしゃることと存じます。
新型コロナウイルスの感染拡大に対しまして、引き続き最前線でご対応いただいている病院の皆さまには、心より感謝申し上げます。

今回は、「急性期一般入院料における『重症度、医療・看護必要度』改定内容解説 その1」に引き続き、重症度、医療・看護必要度の改定内容について、改定シミュレーションの実施結果を踏まえて解説します。
看護必要度Ⅱの地域差とB項目の見直しによる影響についてお話ししていきます。

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シミュレーションで見えてきた、看護必要度Ⅱの地域差

急性期一般入院基本料の実績評価指標である「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)について、興味深い分析結果をお示しします。

前回の「急性期一般入院料における『重症度、医療・看護必要度』改定内容解説 その1」では、「改定後の看護必要度ⅠとⅡをシミュレーションした該当患者割合の平均値はそれぞれ 33.9% と 32.9% となり、平均の差分は 約1% だった」とお伝えしました。

改定前は平均差分が 4.2% であったため、看護必要度ⅠとⅡの乖離はかなり小さくなったと言えます。
しかしこの看護必要度ⅠとⅡの差分には、地域差が存在することが今回の分析で分かりました。

表1は、全国8地方区分における看護必要度ⅠとⅡの差分です。

表1

表1出典:MDV「看護必要度改定シミュレーション」


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